厚揚げを料理に使うとき、「油抜きしたほうがいい?」「そのまま使ってもいい?」と迷うことがあります。
厚揚げは、料理によって油抜きする場合と、そのまま使う場合があります。
煮物のように煮汁を含ませたい料理では油抜きをすると味を調整しやすく、炒め物などではそのまま使う方法もあります。
この記事では、厚揚げの油抜きが必要かどうかを料理別に整理し、具体的な方法や時間の目安、油抜きした場合としない場合の仕上がりの違いを紹介します。
厚揚げは油抜きする?料理の仕上がりで選ぶ
煮汁を含ませたい料理は油抜きする
厚揚げを煮物や含め煮などに使う場合は、表面の油分を落としてから煮る方法があります。
油抜きをすると表面の油分が減るため、煮汁を合わせたときの味を調整しやすくなります。
だしや調味料の味を生かしたい料理にも向いています。
香ばしく炒めたい料理はそのまま使う
厚揚げを焼いたり炒めたりする料理では、油抜きをせずに使う方法もあります。
表面の油分が残った状態で焼くと、厚揚げの表面を香ばしく仕上げやすくなります。
フライパンで焼いてから味付けする料理では、そのまま使うと下処理の工程も減らせます。
厚揚げを油抜きする方法
熱湯をかけて油を落とす
手軽に油抜きするなら、厚揚げをざるなどに置き、全体に熱湯をかける方法があります。
表面全体に熱湯が当たるようにして、余分な油分を流します。
油抜き後は、キッチンペーパーなどで表面の水分を押さえてから料理に使います。
熱湯に短時間くぐらせる
厚揚げを鍋などに入れ、熱湯で短時間温める方法もあります。
目安として1~2分程度にすると、表面の油分を落としてから次の調理へ移りやすくなります。
長く煮続ける必要はなく、油抜きが終わったら取り出して水気を切ります。
キッチンペーパーで表面の油分を取る
厚揚げの油分が気になるものの、熱湯を使うほどではない場合は、キッチンペーパーで表面を押さえる方法もあります。
厚揚げの表面をこするのではなく、キッチンペーパーで軽く押さえて余分な油分を取ります。簡単な下処理として使いやすい方法です。
油抜きにかかる時間の目安
- 熱湯をかける:数十秒程度で表面を流す
- 熱湯にくぐらせる:1~2分程度が目安
- キッチンペーパーで押さえる:数十秒程度
油抜きにかける時間は、厚揚げの大きさや料理によって調整できます。
表面の油分を軽く落としたいだけなら熱湯をかける方法でも十分使いやすく、しっかり下処理したい場合は短時間湯通しする方法が向いています。
油抜きすると厚揚げの仕上がりはどう変わる?
煮汁の味をなじませやすくする
油抜きをした厚揚げは、表面の油分が少なくなるため、煮汁と合わせたときの味を調整しやすくなります。
だしやしょうゆなどの味を厚揚げと組み合わせたい煮物では、油抜きを下処理として取り入れると使いやすくなります。
表面の油っぽさを抑えやすい
油抜きをすると、厚揚げの表面に残っている油分が減ります。
あっさりした味付けにしたい料理や、煮汁をそのまま味わう料理では、油抜きをしてから調理する方法があります。
油抜きしないと香ばしさを生かしやすい
一方で、油抜きをせずに焼いたり炒めたりすると、厚揚げの表面を香ばしく仕上げやすくなります。
焼き目をつけてからたれを絡める料理などでは、油抜きをしない使い方も選択肢になります。
料理別に厚揚げを油抜きする?
煮物の場合
煮物では、油抜きをしてから煮汁に入れる方法が使いやすいです。
厚揚げの表面の油分を落としておくと、煮汁の味を調整しやすくなります。
熱湯をかける、または短時間湯通ししてから水気を切って使います。
おでんの場合
おでんのように、だしを含ませながら煮る料理では、油抜きをしてから使う方法があります。
厚揚げを食べやすい大きさに切って油抜きし、水気を切ってからだしに入れると、下処理から調理までの流れが作りやすくなります。
炒め物の場合
炒め物では、厚揚げをそのまま使う方法があります。
食べやすい大きさに切ってフライパンで焼き、野菜や調味料と合わせれば、油抜きの工程を省いて調理できます。表面を香ばしく仕上げたいときにも使いやすい方法です。
焼き物の場合
厚揚げを焼いてしょうゆやたれをかける料理では、油抜きをせずに使う方法があります。
表面に焼き色をつけて仕上げたい場合は、そのままフライパンやグリルなどで加熱します。
油分が気になる場合は、焼く前にキッチンペーパーで軽く押さえておく方法もあります。
厚揚げを油抜きするときのコツ
油抜き後は水気を取る
熱湯を使って油抜きした厚揚げは、表面に水分が残っています。
煮物に使う場合はそのまま次の工程へ進めますが、焼く・炒める料理に使う場合は、キッチンペーパーで表面の水気を押さえておくと調理しやすくなります。
厚揚げを崩さないように扱う
湯通しした厚揚げは、取り出すときに箸などで強くつかまず、崩さないように扱います。
特に切り分けた後に油抜きする場合は、角が崩れないようにそっと取り出して水気を切ります。
料理に合わせて油抜きの程度を変える
油抜きは、すべての料理で同じように行う必要はありません。
煮汁を含ませたい料理なら熱湯をかけたり短時間湯通ししたりし、焼き物や炒め物ならそのまま使うなど、仕上げたい料理に合わせて方法を選びます。
厚揚げの油抜きで迷ったときの選び方
- 煮物:油抜きしてから使う
- おでん:油抜きしてだしに入れる
- 炒め物:そのまま使う方法も選べる
- 焼き物:香ばしく仕上げたいならそのまま使う
- 表面の油分だけ気になる:キッチンペーパーで押さえる
- しっかり油抜きしたい:熱湯をかける、または短時間湯通しする
まとめ
厚揚げは、料理の仕上がりに合わせて油抜きするかどうかを選べます。
煮物やおでんなど、煮汁の味を生かしたい料理では、熱湯をかけたり短時間湯通ししたりして油抜きすると扱いやすくなります。
一方、炒め物や焼き物では、油抜きをせずに厚揚げの表面を香ばしく仕上げる方法もあります。
油分だけ軽く取りたい場合は、キッチンペーパーで押さえる方法も便利です。
「厚揚げは必ず油抜きする」と決めるのではなく、煮汁を含ませたいのか、焼き色や香ばしさを生かしたいのかで下処理を使い分けると、料理に合わせやすくなります。

